『フライの雑誌』連載の   我が記事に関する補足解説専用ブログ
by s-masuzawa


7.連載テーマとワタシの職歴の関係(ほか)

001.gifVol.4の記事からの一応、続きです。カタガキ表記と連載テーマに関係しますんで、ちょっとばかり私自身の職歴をかいつまんで。20代から30代前半まではとある広告代理店に勤務。「SP局(SP=販売促進)」やら「事業局」なるセクションに在籍。各種販促プランやらイベントやらキャンペーンやらを結構なほどに担当。7年だか8年勤務の後に(円満)退社し、以後、フリーランスに。それから1年の後、別の広告代理店から“スカウト”されて、とある化粧品メーカーの戦略プロジェクトに参加。その時からのカタガキです、「プランニング・ディレクター」は。また、「ショップの活性化」なる業務に携わったのも、この時からです。

018.gifこのプロジェクト、その化粧品メーカーが社運を賭けて展開したもの。日本最大規模の系列店制度と売り上げを(いまだに)誇る化粧品メーカーですが、この企業、当時、ちょっとした危機下にあり、簡単にいえば、売り上げ低迷。その主たる要因は、全国に1万7千店ある系列店の地盤沈下。商品力も落ちてましたが、化粧品店での売り方そのものが時代に即応してないとなったわけです。実際にそうでした。そこで掲げたテーマが、「業態転換」。簡単にいうと、系列店のリストラクチャリング。凄そうですねえ~。実際、とてつもなく凄い金と労力を投下しました。このプロジェクトでは、主に、店舗オペレーション戦略や商品政策、市場戦略等、どちらかというと、カタ苦しくてムズカシイ系のプランニングを担当しました。

1年半後、このプロジェクトに在籍する傍ら、とある自動車メーカーの同様のプロジェクトも兼任することに。その会社のバイク・ショップ系列店の活性化がメイン・テーマ。こちらはかなり柔らか系で、“実践”に即したプランニングを担当。『フライの雑誌VOL.83』で使った「浅瀬効果」「深瀬効果」なる用語を知ったのは、この頃です。そのプロジェクト内での活動の一環として、都内にモデル・ショップをつくりましたし、「ショップ・オペレーション・マニュアル」なる系列店向けの店舗運営マニュアルも制作しました。英語版も作って全世界のショップに配布。嬉しいことに、いまだに使われているそうで。017.gif

このマニュアル、当初はプロデューサーのスタンスでスタート。斯界のオーソリティだの大学教授だの著名ショップ・デザイナーだのと直接会って話を伺い制作協力を頼むつもりだったんですが、こういう面々、観念論ばかりが優先しちまって、どうにもこうにも・・・でした。“自分でやっちまおう!”。総ページ数140ページのマニュアルを自ら企画構成&執筆。あまたの参考資料を可能な限りかき集めましたが、その中に新進気鋭のショップ・デザイナー集団が著した書が。書名はあいにく忘れてしまいましたが、その中に、「浅瀬効果」「深瀬効果」「ショップ・キュー」なる用語が提示されていて、「ナルホド!これだ!」となったわけです。

その書の内容はオリジナリティも高く、ひじょうに説得力がありました。余談ながら、“この面々、たぶん渓流釣りの愛好者だろうな”と。さらについでながら、その数年後に、山と渓谷社から発売された一連の『マニュアル・シリーズ』は、この時のバイクショップ用マニュアルが『原点』。
037.gifこのシリーズも当初はプロデュースだけのつもりでしたが、パッパラパアな事情があって、ディレクションどころか執筆をもすることに。シリーズ第一弾の『フライフィッシング・マニュアル』は一字一句全て私の手によるものですし、第二弾の『フライキャスティング・マニュアル』は冒頭部から6割強が私の手によるもの。執筆に当たって相談に乗っていただいた方は、久野康弘さん(現アクアビット主宰)ただひとり。名目上の“著者”とやらは一体全体ナニやってたか・・本人らに直接聞いて下さい。ついでに、シロウトのマスザワが知ってた&書けたくらいのことを、なぜできなかったんで?と。ワハハハハ!041.gifま、そんなモンですよ、フライ界の一部(自称)エキスパ~トだとか“プロ”なんざあ。とりわけ、某。「虚名」に近づこうと一生懸命努力してれば看過もしますし、後進に道を譲って潔く「引退」でもすりゃあチャラにしますが、虚名にアグラをかいて、オリジナリティのカケラもなきカビの生えたネタだけをぶら下げて、いまだにチョウシこいてりゃあ、“ガツン!”とイッパツ――てなわけです。

てなわけで当方、『ショップ』に関しては、必ずしも“スペシャリスト”というわけではありませんが、一応の“理屈”はご教授できる自信が少しはあります。同様の意味で、セールス・プロモーションとかマーケティングとか、あるいは広告宣伝に関してもです。さらには、最も肝心な「フライフィッシング」や「フライファン」に関しても、さらには「フライショップ」に関しても、実情・実態はかなり理解しえているつもりです。なにせ、著書は共著も含めて10冊だか12冊だかを上梓しましたし、それ以前には、「フライフィッシング・ビデオ」を20本ほどプロデュース&ディレクション&制作しましたし、そして、今でも“熱烈なるフライファン”と自認してますんで。

そもそも、現在のように複雑な要因が絡み合ったうえでの市場環境低迷下で、なんらかの具体的な「改善策」を――と指向した場合、実はスペシャリストは意外に役に立ちません。たとえば、ショップの売り上げが低迷しているのは、単にショップ機能の低下だけが問題ではありませんが、その場合、“ショップだけスペシャリスト型”に期待しても、推して知るべしです。すなわち、「狭く深く」よりは「(そこそこ)広く(適度に)深く」なるセンスとノウハウを持った“ジェネラル型”のほうが――ということで。自身、そうであるという自覚と自負心ぐらいは持っておりますと、一応は。

043.gifそうしたスタンスからの、「フライファン『適正増』戦略」ナリで。一部、乱筆・乱文&乱心、ご容赦のほど。なにせ、“エセ(似非)スパ~ト”の存在も、フライファン減少の大きな要因と分析&喝破しとりますんで。百害あって一利(&一理)ナシです。
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by s-masuzawa | 2009-02-06 20:40 | こんせぷと
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